座席満員状態のバスの中は、来る時と異なり、意外なほど皆一様に静かです。

   そう、観劇や映画館から出てきたあとに陥るあの状態です。(笑)
   ………もう、みんな恍惚とした表情を浮かべておりました。







   しかし、初参加であるとは言え、終始「唯の一参加者」でしかなかった自分自身にもどかしさ一杯の管理人、
   隣の霜月様(補助椅子)に



   ほたる:「ざ…惨敗だ……!」



   と欝サガに負けない勢いで低く呟いたのでした。
   …チクショー、来年は必ずリベンジを果たしてやる!待ってろよ、エリシオン!!(笑)







   管理人が心の中で復讐を誓っているうちに、バスは児島駅に到着。
   朝に荷物を入れておいたコインロッカーを開け、それぞれ荷物の整理をいたしました。



   ……ヤバイよ、管理人荷物が倍増してる……!!(爆笑)



   「これでもかっ!」というほど本やグッズを購入してしまった管理人、皆様に笑われてしまいました。
   ああ、いつものカート付き旅行鞄で来れば良かった!!(笑)
   管理人、間違った方向に激しく後悔です。



   そして電光掲示板を見上げると、…あっ、岡山行きの「マリンライナー」が出てしまう!!
   急いで大荷物を抱えた一行は階段を駆け上がったのでした。











   どうにか発車に間に合い、我々は座席に着いてゼーハー言っておりました。



   やっぱり荷物が重かった…。(笑)



   21時半という遅い時刻に児島から乗った乗客は、全員と言っていいほどエリシオン帰りです。
   一様にでっかい荷物や紙袋を抱えたその姿が他のお客さんから浮いていたのでした。
   一息ついて落ち着いてきた頃、我々は既に「来年のエリシオンで何をするか?」という計画を練り始めておりました。



   …だって、今年は全員惨敗でしたから……!!(笑)



   電車が岡山に着くまでの間に概要が練られた「エリシオン13」計画、是非来年をお楽しみに!(笑)



















   20分強ほどして、マリンライナーは岡山駅に到着。
   電車を降りると、入れ違いに児島方面にお帰りになられる一般のお客様が!
   おお……その「TENMAYA」ロゴの紙袋が眩しい!(笑)
   いいなあ、「普通のお買い物帰り」っぽい皆様。



   さて、日帰りのまきりん様はここでお別れです。
   新幹線乗り場へと消えてゆく薔薇薔薇しい後姿を見送りながら、一行は手を振り続けたのでした。
   まきりん様、来年も是非ご一緒しましょうね!…こんな我々でも宜しければ!!(笑)







   さあ、我々もこんな荷物とは一刻も早くおさらばするためにホテルにチェックインです。



   管理人が予約を入れておいたホテルは、岡山駅から歩いて5分ほどの便利なロケーションです。
   実は岡山には友人が多いため、管理人は駅付近は特に地図ナシでも動き回ることが可能です。



   ほたる:「あ――、その道入って、ファミマで右折」



   などと我ながら馴れた様子でした。



   イベント帰りなんて普通疲れてぐったり、だと思うのですが、エリシオンでいやがうえにも昂ぶった精神は
   眠るなんて勿体無い行動を許しません。(笑)

   「おお、カラオケ行こうぜ、カラオケ!!」
   「荷物置いたら、コンビニで食玩探そうよ!!」

   …おとなしく寝ろ、お前たち!(特に管理人。笑)







   無事にホテルにチェックインし、まず料金を先払いしました。

   …それにしても一人3000円って格安です。(笑)
   部屋の鍵を貰い、我々はエレベーターで上に上がりました。
   フロントで鍵を頂いた時、従業員のおばさまが

   「ここの鍵はちょっと開け方が難しいんで、気を付けてくださいね。」

   と仰っておりました。…曰く、「鍵を差し込んだまま鍵と一緒にノブを回す」とのこと。
   扉の前まで来ると、管理人は鍵を差し込み、言われた通りにノブを回しました。…と











   開かない!開かないよ兄さん!!(笑)











   全員で「いや、こうかも」「こっちには回らない?」などと悪戦苦闘すること5分、やはり開きません。

   うおおおぉぉぉ、開けろぉぉぉ――っ!

   管理人がドアの前で吠え掛かった時、徐に後方のエレベーターのドアが開きました。
   どやどやと5〜7人連れの女性客が…ってこの人達、
   エリシオン帰り!!(爆笑)

   しかもお部屋が我々の両隣のようです。狭いよ、狭すぎるよこの世界!!(笑)







   ドアの前で途方に暮れている我々をご覧になって、どうやら代表者の方と思しき女性の方が、

   「ああ、じゃあ私がやってみましょう。…私、去年この部屋だったんで。

   …く、玄人だ!(爆笑)



   しかし、彼女が捻ってみてもドアは開きません。

   「あれ?おかしいなぁ?」

   と彼女も少々困惑気味。
   ホントに、どうやったら開くのでしょう、このドア。
   管理人、開かないドアに向って







   ほたる:「開けろ――っ!…だぜ!!」(爆笑)







   女性の一行の方が

   「いや、その台詞方向逆だから!」

   と光速ツッコミ。



   結局、彼女が自室の電話からフロントを呼んで下さり、ドアはあっけなく開いたのでした。
   辺りに沸き起こる拍手。(笑)
   …フロントの方、さすがはプロ(違)。
   しかし、我々はこのドアを開ける事は二度と出来ないような予感に襲われました







   「すみません、ありがとうございました!」

   と管理人がフロントと女性の方にお礼を述べ、全員で部屋に入ろうとしたその時、



   代表の女性の方:「あの……ピンズ要りませんか?私余ってて。」



   旅は道づれ世は情け、触れ合う袖もなんとやら。(笑)
   丁度管理人も袋一杯にダブったピンズを持ってきておりましたのでトレードをしましょう、ということになりました。



   我々が荷物を置いて一息ついた頃、先ほどの女性の方がドアをノックなさいました。
   管理人のミロ×2をロス×2にトレードしていただきました。やったあ!(笑)
   …ホテルに着いてまで交流会状態ですね。











   さて、じゃあコンビニに朝食を確保しに行こう、ということになり、開かなくなりそうな鍵対策要員(笑)として霜月様を残し、
   残りの3人でファミ〇へと向いました。



   ファミ〇に入ってすぐ、管理人はお菓子コーナーへダッシュ!目指すは食頑!(笑)
   が…この店、食頑置いてないよぉぉぉ!!(涙)
   「いいもんね、明日ダイ〇−に行ってやる!」(笑)
   と気を取り直して管理人は朝食を購入したのでした。











   部屋に帰り、備え付けの冷蔵庫に電源を入れて買ってきたおにぎりやジュースを放り込んで、さあカラオケに行こうぜ!
   …というところで霜月様がお身体の調子が優れないとのことで断念。ご自愛さなってくださいませ、霜月様。
   管理人、とりぞー様、畑様の三人で夜の駅前に繰り出しました。
   ホテルの近くに「ビッグ〇コー」があるのを目ざとくチェックしていた管理人、早速店に入りました。

   「会員になられると料金がお安くなりますよv」

   という店員の勧誘に従って会員に加入する管理人。



   …ビッグ〇コー岡山店の会員になって一体どうする気だ、管理人!?(爆笑)



   よっしゃ、歌ってやる、「氷原の貴公子」(笑)!「地球ぎ」!!

   とりあえず二時間ほどチェックし、部屋に入って3人がうきうきと歌本をめくってみると…
   「星矢」の欄にあるのは「ペガサス幻想」と「聖闘士神話」のみ。







   ビッグ〇コー、
   最早カラオケとして認めん!!(爆笑)








   主題歌クラスの歌しか品揃えには存在せず、悔しくなった管理人、「サムライハート」「Shining Soul」を入力。
   そして絶叫する女3人。
   ああ……世代だね、アタイ達。(爆笑)
   気が付くと「奇面組メドレー」「モスラの歌」まで歌っておりました。











   たっぷり二時間半歌い、意気揚揚と部屋に帰ったのが2時半。
   …いいかげんに寝ろ、お前たち。(リアボイスでお願いします。笑)



   とりあえず全員交代で風呂に入ったものの、まだまだ眠れそうにありません。
   よしっ、じゃあこんな時には……



   くじカプの続きを!!(爆笑)



   これ以上負債を増やしてどうするんだ、という気もしましたが、もうお祭り気分MAX。
   折角昨日作ったクジだし、3人で再びやろう、ということになりました。(懲りない面子)
   管理人、鞄から昨日のくじ袋を取り出して



   ほたる:「じゃあ、じゃんけんで負けた方から…どっち回りにします?」




   とりぞー:「高利回りで!」(爆笑)




   ほたる:「……じゃあ、高利回りなんで、反時計回りってことで。(なんだそれは。)」



   既に謎のテンションに達している一同、会話のズレに気が付きません。(笑)


   今回の結果も…今後をお楽しみにvv











   クジを引きながら、例によってネタ話などをしていたのですが、今日は流石にエリシオンの影響が絶大です。



   ほたる:「とりぞーさんさぁ、(覗き込むように)……ホントは『シオン最愛』なんでしょ?」(笑)

   とりぞー:「ん?シオン?………嫌いじゃないよ。

   畑・ほたる:「なんだよその『嫌いじゃない』って表現は!!さっきの会場の貴女はいったい何ですか!?
   …早く認めろ、認めてラクになれ、とりぞー!!」(爆笑)







   皆様、如何思されますか?(笑)



   「まったく、正直じゃないですね、とりぞーは。…シオンへの愛を早く認めてしまえば良いのに。」
   というムウ様の溜息交じりの声が管理人の耳には聞こえてきそうです。(笑)



   繰り返し主張させていただきますが、
   とりぞー様の最愛(寧ろ「最恋」)はシオンです、絶対!







   おおっ、気が付くともう時刻は4時半過ぎ。



   チェックアウトが10時であることを思い出した我々は、
   ビジネスホテルのくせに和室という微妙に楽しい部屋でぎゅうぎゅうに敷き詰められた布団に入ったのでした。


   …管理人と畑様はその後、6時近くまで夢書きさんらしい萌え話に耽っていたのですが。(笑)







   一行は無事に家に辿り着くのか!
   最終日までネタ三昧に遊び尽くす珍道中は翌日に続きます。(笑)







<NEXT>