ROUND 4.5  四日目(3)  クレタ→アテネ経由サントリーニ島







9月18日(土)








      <ささやかな事件>

   さて、フィラタウンの真ん中であるテオトコプールー広場まで戻ってきました。

   時間は1時。もう充分チェックインの時間を過ぎているので、取り敢えず先に昼食を取る事にしました。
   行きにここの広場を通った時に、何軒かのタベルナやカフェが並んでいたのを覚えていたのです。







こんなんで解るか!(笑)

フィラタウンの地図。使うと迷う事請け合い!(笑)






   テオトコプールー広場の西側に並ぶタベルナの中から、真ん中付近にあるお店をチョイス。
   早速テラス席に座りました。
   店名を失念してしまったのですが、コカ〇ーラの赤いパラソルが出ているお店です。(笑)
   タベルナと言うよりは、どちらかと言うとカフェと言った雰囲気のお店でしょうか。


   朝がべらぼうに早かったわりに物を食べていなかったので、管理人は今にも暴れ出しそうなほどの空腹状態でした。(笑)
   品揃えは各種オムレツ、クレープ(甘いものも、辛いものも)、サンド、パイ、ドーナツなど。
   海里君はチーズの入ったクレープを頼んでいましたが、管理人はそんな薄っぺらいものでは腹が膨らまないので、
   バゲットサンドとチョコクレープを注文。


   サンドは作ってある物がもう店頭に並んでいて、好みに応じてチョイスしてくれます。
   スライスした卵とハム、トマト、チーズのバゲットサンドを持ってきてもらいました。
   ラップにくるんであるのですが……でっかい!!長い!(笑)
   小学生のリコーダーくらいの長さのサンド、2.5ユーロ也。…安い!
   勿論、普通のバゲットの太さなのですよ。
   …しまったな、クレープは要らなかったか…?


   サンドは作り置きにもかかわらず、美味でした…v
   そして、アツアツのチョコクレープがまた…おいし――い!
   ギリシャのチョコは本当にプラリネが効いています。


   本日の昼食:(管理人のみ)ハム・エッグサンド…2.5ユーロ、チョコクレープ3ユーロ。





   さてさて、昼食も済んだので、ホテルに戻る事にしました。

   来た道をひたすら元に戻ります。
   今度は左手に見えはじめたバスプールを通過し、郵便局も通過。
   道が郊外に差し掛かり始めたあたりで、先程のスーパーに入りました。


   さっきのカフェで飲み物を頼まなかった管理人はそこそこ渇き始めていたので、水(1.5g)とチョコドリンクを買ってみました。

   スーパーの袋をぶら下げたまま歩き始めると、目の前で大きな観光バスが停まり、中からぞろぞろと…おおお?
   中国人が出てきました。
   団体客でしょうか?みんなこっちに向って(タウン側へ)歩いてきます。


   どうやらサントリーニに着いたばかりと見えて、彼らは浮かれまくっていました。
   擦れ違う時、一人のおじさんが我々に「Καλημερα !」(カリメーラ=今日は。どちらかと言えば午前中に使った方が無難)と
   でっかい声で挨拶してきました。(笑)
   …本当に浮かれてるな、人民のおじさん…!(笑)
   絶景に沸く気持ちが解らなくもないので、取り敢えず「Καλημερα .」と挨拶を返しておきました。
   …それにしても、日本人と中国人がギリシャ語で挨拶ってのもちょっとおかしくもあり。(笑)




   そのままホテルのフロントに向いました。
   ホテルは前ページの写真のように、みんなコテージ式になっています。
   フロントもご多分に洩れずコテージ風の平屋建で、石造りの内装がひんやりしていい気持ち。


   …と、あれ?先程「後で荷物は部屋に運んでおくから」とフロントのお兄ちゃんが言っていたにも拘らず、
   我々の荷物がまだそのままロビーにあるじゃないですか!どう言う事!?


   海里君が今度こそチェックインの手続きをすると、さっきのデープ・ス〇クター兄ちゃんが「部屋の鍵は持ってる?」。
   …持ってるわけないよ、さっきチェックインさせてもらえなかったんだから!
   海里君が「いいえ」と言うと、お兄ちゃんは怪訝そうな顔でなにやら電話を掛け、他の従業員に鍵を持っていないか尋ねています。


   しばらくして、「別の部屋にしたから、これが鍵ね」と鍵を渡してくれました。
   …でも、荷物を運んでくれる気配は微塵もありません。
   我々が「荷物を運んでくれますか?」と聞くと、「10〜15分くらいしたら運ぶから」と言い、
   『はぁ〜、しょうがねえな、こいつら』と言ったようなちょっと小馬鹿にした表情を浮かべました。


   …ムカッ!


   管理人も海里君も瞬時にぷちっ!
   自分で運ぶわい!と怒鳴りたかったのですが、ここは我慢。
   仕方が無いので荷物はそのままで指定された部屋に入りました。


   どうやっても開き難い鍵を開けて、部屋に入ると…ワーオ!可愛い!
   外もコテージですが、中は更にコテージらしく黄色く塗られています。
   バスもかわいい!
   部屋の窓を開けると乾いた風がそよそよと吹き込んできます。


   …せ、洗濯物が乾きそう…!(主婦らしい発想。笑)


   入り口のドアの前には、小さなテーブルと椅子が二つ並んでいて、
   真ん中のプールから上がってきたらすぐ休めるようになっています。
   今までの高層ホテルとは兎に角風情が異なっていたのもあり、海里君としきりに「可愛いなぁ――!
   ガイドに『カップルにお勧め』って書いてあったけど、確かにこれはお勧めだね!」と盛り上がりました。


   冷蔵庫やセキュリティーボックスのチェックをし、管理人、ベッドに腰掛けてチョコドリンクを飲んでみました。
   …んっか――、やっぱり旨いね!



   …でも、一向に来る気配が無いんです、荷物。
   もう15分どころか30分近く経っているのに…。
   早く着替えてイアに行きたいし、洗濯もしておきたいのに…!

   流石に痺れを切らし、海里君にもう一度フロントに行ってもらいました。



   …それから5分。遠くからゴーロゴーロと物音が聞こえてきました。
   管理人がドアを開けると、海里君と従業員の方が一個づつ荷物を抱えて部屋の前までやってきました。


   「フロント、どうだった?」と管理人が聞くと、海里君が「ああ、全然荷物を運ぶそぶりは無かったよ!」と怒り心頭。
   「なんか、あの人を小馬鹿にした態度も腹立つよね!一応接客業なのに…!」と二人でしばらく怒り狂っていました。
   「もうさぁ、あのデープ・〇ペクターがムカつくからフロント通らないで行こうぜ!」と管理人が言うと、
   海里君も「あんなに鬱な気分になったのは久しぶりだ!」と頷きました。


   文句に花を咲かせた後、軽く洗濯を終え、機内用重装備からワンピースに着替えると、
   二人でイア行きのバスに乗り込むべくホテルの脇を抜けたのでした。


   Caution! : サントリーニのホテル「エル・グレコ」のフロントでデープ・スペク〇−そっくりのお兄ちゃんがいたら要注意!
   なるべく関らないに越した事はありません。他の従業員は◎。












      <ファンタスティック・イア!>

   ホテルを後にした二人がバスプールに辿り着いたのが午後3時。
   …さあ、これから念願の「世界一美しい夕暮れ」を観に出かけます!







イアに着いた〜!

サントリーニ島・全図。イアは北の端です。






   狭いサントリーニ島では、島の端から端までは車で2時間も掛かりません。
   島の真ん中にあるフィラタウンから北のイアまでは、バスで20分ほどです。
   イアは非常に有名なスポットのため、フィラからのバスは土曜にも拘らず10〜15分おきに頻繁に出ています。
   時間を気にしなくていいのでグー!



   バスプールについてまず思ったのが、観光客だらけ!(笑)
   サントリーニ島の人口は夏には数倍に膨れ上がり、逆に冬になるとホテルのオーナーですらアテネに帰ってしまうとか。
   とにかく、全体が観光で成り立っている典型的な「バカンスの島」です。
   …それに引き換え、クレタは「人が住んでいる」と言う印象が強かったです。(実際、農業の島ですしね。)



   バスプールには観光客も一杯でしたが、それ目当て(?)の地元のおじさんたちも沢山いました。
   …あ、勿論、観光客に害を為そうと言うのではなくて、彼らとコミュニケーションをはかろうと思っているだけのようですよ。


   管理人と海里君がぼーっと立っていると一人のおじさんが話し掛けて来ました。
   日本人だと言うと、「ちょっと待って」と非常に流暢な日本語を話してくれました。


   う――ん、びっくり。
   しかし、驚かせて別に何かを売りつけてくるとかそう言った雰囲気は皆無で、
   ただ「相手の国の言葉を話したい」だけのようです。面白いですね。
   コンボロイ(カチカチするクラッカー)をしているおじさんもいました。
   …こうやって一日が過ぎて行くのでしょうか?なんだかそれはそれで興味深い人生です。(笑)




   我々が待っているのはバスプールなのですから、勿論目の前には何台ものバスが停まっています。
   …しかし、表示が無いのでどれがイア行きなのかはさっぱり判りません。
   そして、ここのバスに乗るためには前以てチケットが要るのでしょうか?それすらも不明。
   イラクリオンでは、近くのスタンドでチケットを購入しなければなりませんでしたが…。
   バスプールの側にはやはりスタンドがあったのでさりげなくバスの看板を探してみたのですが、結局見付からず。う―ん…?


   周りを観察する事暫し、海里君がバスプールの時刻表の付近に人のいる建物を発見!
   「あれが切符販売所かも!?」と行ってみると、どうやら「切符はバスの中で買ってね」との事。な〜んだ、気を揉んで損しました。(笑)



   やがて、停まっていた観光バスのうち一台の行き先に「OIA」(イア)と電光表示が出ました。
   どうやらこのバスのようです。
   …表示が出た途端、周りの人間がどっとバスに集中します。…怖いよ、兄さん!(笑)
   二人とも負けじと急いで乗り込み、どうにか座席を確保しました。


   座席はあっと言う間に満杯になり、通路までぎゅうぎゅう詰めのまま、ほどなく出発しました。


   バスプールを出たバスは、25マルティウ通りをゆっくりと北上し始めました。
   …あっ、さっき通ったキレイな教会!!
   管理人達が引き返した地点もすぐ通り過ぎ、どんどん北へと坂を登り続けます。




   フィラの街を抜けた頃、バスの前からなにやらどよめきが。
   どうやら、切符売りのお兄さんが回っているようです。
   やがて、我々の元にもやって来ました。
   お一人様0.9ユーロ也。
   前回も思ったのですが、ギリシャって凄く公共交通の料金が安いです。(感涙)


   切符売りのお兄さんは専用の大きな財布(?)を持っていて、
   どんな小さな小銭でもお釣りが瞬時に出すことができるようになっていました。
   各単位の通過が一まとめにできるようになっています。
   …その財布、欲しい…!(笑)




   さて、バスは右手(東側)に断崖を見ながら、ずんずん北上します。
   サントリーニ島は噴火の影響からか、概して島の西側は海からいきなり断崖になっており、それに続く土地は高地、
   そしてまた断崖があって東側は平地という二段階構造になっているようです。
   東側に見える平地には、青い屋根の教会や葡萄畑が広がっています。

   しばらくすると視界も拓け、海と供に西側の断崖が見え始めました。
   …おおお!向こう側に見えるのは、我々の目指すイア!!
   「世界で一番美しい夕焼け」の街を目前に、ついカメラを構えてしまう心情はどうやら万国共通の模様です。(笑)



   フィラタウンから20分ほどで、イアに到着。

   みんな我先にとバスを降り、南西側のタウンに消えて行きました。(笑)


   バスを降りた管理人と海里君、まず前方の教会に圧倒されました。
   …おおお、キレイだ…!
   なんだか今日はこればっかり発言している気もしますが、本当にそれ以外に表現が見当たりません。(笑)


   イアのバス停は広場になっており、北側には断崖が、西と南側には建物が続いています。
   …さてと、まだ日暮れまでは当分時間もあります。どうしましょうか。



   管理人が購入したガイドブック四冊に共通して言えることですが、サントリーニ島のページにフィラの地図はあれども、
   イアの地図が載っているものは一冊もありませんでした。
   一番親切なガイドには「イアの地図は現地のインフォメーションに行けば購入できる」とだけ書いてありました。
   …うぬぬ、そこまで解っていながらどうして地図を載せないのだ…。(笑)
   バス停のすぐ目の前にインフォメーションがあることに気付いたので、早速中に入って「イアの地図はある?」と訊くと
   「1.5ユーロ。」との返事が。
   一度使うだけとは言え、まあ記念になるからいいや、と購入。


   広げてみると…う――ん、こりゃ複雑だぁ…。
   確かにガイドに地図が無いのも頷ける。(笑)
   日暮れスポットであるイアの南西部は特に細い路地がごちゃごちゃしているようで、最早地図も意味をなさない程。
   バスに乗ってた人たちはみんな一斉に西へ行っちゃった事だし、取り敢えず人のいなさそうな東から攻めてみようか、と
   二人は東西に伸びるメインの一本道へ向かって歩き出しました。



   すると、目の前に小さなお土産屋が。

   店の前で、おじさんがピスタチオを食べさせてくれました。
   カリッ!…う――ん、香ばしくておいしい!
   買おうかどうか迷っていると、管理人の視界の隅にハイジのチーズの塊のような丸くてひらべったい物体が映りました。
   パラフィンに包まれていて茶色いのですが、…これは一体何?(厚さ5cm)

   …よーく見ると、干し無花果をぐるっと円状に固めて包装したものでした。
   「あっ、イチジク!」と思わず管理人が口走ると、店のおじさんが頷いて笑いながら「イチジク」と日本語で言いました。
   …日本人がみんな同じ事を言っているってことでしょうか?(笑)
   イチジクも試食させてあげるから中においで、と言われたので店の中に入り、イチジクを食べさせてもらいました。
   甘くて柔らかい!味が濃い!
   気に入ったので一塊(イチジク50個ぶんくらい?500gです)購入。3ユーロ也。安いですね。
   寄り道もまた楽しいものです。



   さて、お土産屋を過ぎるとすぐに目的の道に出ました。早っ!

   地図の無いイアの街は、先程のバス停広場からちょっと南に入ったこの一本道がメインです。
   …と申しましょうか、東西に伸びるこの道以外には道らしい大きな道も無いのですが。(笑)
   ちなみにこの道も、後で解ったのですが西側の途中からは車も通れない細い入り組んだ路地になっています。
   (管理人の身長くらいの道幅になっていました。)


   さて、人々の群とは逆に、広い東側に歩き始めてみると…うわっ、なんだこれは!!


   道路の両脇には信じられないほど美しい世界が広がっていました。
   …筆舌には尽くし難いので、写真でお送りいたします。(笑)









綺麗すぎてぐうの音も出ません

イアの風景・1。こんな所にに住みたい・・・!






両脇はお店

イアのメインストリート。東西に抜けています。…白い街並みが眩しすぎる…!






雨の日は滑りそう

断崖になっている南側の階段。向こうにうっすら見えるのはティラシア島です。






   フィラに着いたときにも「こんな景色があるなんて!」とびっくらこいたのですが、イアはそれ以上でした。
   …4時のこの時点でこれだけ美しいのなら、「世界で一番美しい」夕方の景色を見たら管理人は死んでしまうのではないか、
   と本気で思うほど。(笑)
   昼下がりの眩しい街でさえ、充分すぎるほど殺人的な美しさです。(笑)





うまそう!(涎)

途中、南側にあった果物屋さん。品物の並び方もおしゃれ。おいしそう…!





   フラフラと道を東へ歩きながら、管理人、「…信じられん!こんな美しいところがあるなんて!」と
   およそ1分おきにぶつぶつ口走っていました。
   ……もう、頭が真っ白。(笑)
   海里君と二人、魂が抜かれたような状態で東へと進みます。





シエスタ中で閉店。(笑)

北側にあった民家兼・アンティーク屋さん。さりげなく可愛い。何の花でしょうか、咲いているのは?





   陸側(北側)の並びには、ぽつぽつとお土産屋が並んでいました。

   折角ですし、まだ時間もたっぷりあるので一件づつ入ってみました。
   フィラと同じく、お土産屋は店によって専門のものが違うようです。
   ガラスを扱っているお店、イコンを置いているお店、アクサリーのお店などなど。
   イコンを扱っているお店は初めてみたので、ちょっと興味があったのですが、何と言っても我々は異教徒、
   流石にエントランスをまたいだ瞬間に雷が落ちるとは思わないものの、なんとなく気が咎める…。(笑)

   中で一件、ちょっと薄暗い照明のアクセサリー屋で管理人は立ち止まりました。

   チョコレート色の木の内装がシックなこちらのお店、一点物のアクセサリーを主に扱っているようです。
   砂糖菓子のような不思議な青い石をあしらったピアスに、管理人釘付け。(笑)
   うう―ん、でもなんだか高そう…。
   ちょっと迷って、また後で来る事にしました。



   さて、東へ伸びる道は果てなく続きます。
   海側(南側)は断崖になっており、白や卵色や薄ピンクのコンクリ建物が所狭しと並んでいました。
   これらの建物は、人が住んでいるものや、撮影用のコテージ、一ヶ月単位で貸してくれるレンタルルームなど。
   この断崖にどうやって作ったのか、プール付きのものも。(笑)
   北側の遠くには、うっすらフィラタウンが見えて絶景です。






ギリシャ版・尾道

北側の断崖。所狭しと綺麗な建物が…!向こうに見えるのはさっきまでいたフィラタウンです。









   …あああ、3億円当ったら、管理人は絶対ここに別荘を建ててやる…!


   やがて、道沿いには教会と民家(とは言え、綺麗なんですよ!)ばかりになってきたので、
   このあたりで一旦引き返すことにしました。




   まだまだ時間は5時。日暮れは7時半ですから当分あります。
   …日暮れを見終わって夕食を取る頃には時間がとっぷり遅くなると思われるので、軽く何かをお腹に入れておこうか、と
   道沿いのカフェに入りました。(ついでにトイレに行っておきたいし!笑)

   乾いた路地に面したカフェで、管理人はスピナッチパイ、海里君はアイスティーを注文。
   海里君のアイスティーは、なんと缶のままぼ―んと出てきました。…ワイルド!(爆笑)
   スピナッチのパイは、ギリシャの郷土料理の一品です。
   塩で味をつけてあるほうれん草の具がおいしかったです。温めてありましたしv


   …休みながら路地を観察していたのですが、やはりこちら側は夕日スポットと逆側のためか人がまばら。
   丁度良い具合にのんびりしていました。パラソルも涼しいです。



   トイレに行ってみると、個室の中に張り紙で「紙(トイレットペーパー)は絶対に流さないで!」と切実に訴えてありました。
   エクスクラメーションマーク付き。(笑)
   …実は、ギリシャは水事情があまり良くなく、特に島は慢性的に水不足です。(河が無いため)
   クレタではまだ河が多少はあるので水事情が切迫している感じは受けなかったのですが、
   サントリーニのような小島ではかなり大変なようです。
   ちなみに、使用後の紙はサニタリーケースを数倍でっかくしたようなバケツに入れてください。(個室内にあります)
   基本的に、ギリシャでは紙は流さない方が良いようです。
   …が、数日間例のものだった管理人、無意識に紙を何度か中に捨ててしまっていました。(汗)





   さて、トイレも済んだことですし、時間も6時近くなってきました。
   …いよいよ、待ちに待った「世界で一番美しい夕焼け」の時間が刻一刻と近付いてきます。