ROUND 0   ギリシャ旅行縁起草子&準備編









       <ギリシャ旅行縁起草子>


   それは遡る事2002年5月のGW。まだまだ「ハーデス十二宮編」のアニメ化の話すら出ていなかった時のお話。

   その年の初め、うっかり別ジャンルのオンラインの友人に「星矢」に再燃させられてしまった管理人は,
   一人福岡で悶々と「星矢萌え」をくすぶらせておりました。
   新しいグッズなどは皆無のこの時期、管理人は市内中の「TSU〇AYA」を自転車で回り、TVや真紅のビデオをレンタルしまくり、
   古本屋で昔の同人誌を漁り、まん〇らけやオークションでリアルタイムの星矢グッズを買い捲っておりました。(笑)
   …とそこへ、彼女がやってきたのです。

   彼女の名は「海里(かいり)」。管理人の学部時代(仙台にある某大学)の同級生です。
   大学院に進学するためはるばる福岡まで来てしまった管理人と対照的に、彼女はそのまま仙台で就職して働いておりました。
   「折角なんだし、私が福岡にいるうちに一度くらいは遊びに来たら?」と言う管理人の誘いにまんまと乗ってしまった海里君、
   旅行カバン一つを手に福岡までやってきました。
   …そう、管理人はこの時を待っていたのです。(笑)

   ……フフフ、海里君を「星矢」に嵌めてやる……!(笑)

   実は学部時代も、管理人は「三国志」や「ト〇ーパー」「サイバー・フォ〇ミュラ」などの作品のビデオを彼女に観せて
   洗脳させていたのです。
   …絶対「星矢」に嵌まるに違いない…。

   そして、管理人の思惑は見事に功を奏しました。
   昼は福岡や佐賀の観光、夜は原作&TVビデオ上映三昧の日々。帰る頃には、彼女は立派な「星矢ファン」になっておりました。
   …一体福岡まで何をしに来たのかとツッコんではいけません。(笑)




   その後もまったりお互いにトレカの交換などをしていたのですが、ある日管理人は思いついて海里君にメールしました。

   『…再来年(2004年)、オリンピック観戦の人間に紛れてギリシャに行かない?2年以上あるし、これだったらお金も貯められるよ。』

   二つ返事でオッケーの連絡が返ってきました。…とは言え、まだこの段階ではギリシャ旅行は「夢」です。
   とりあえず二年後ね、と言う事で、お互いに小金を貯め始めました。
   修論の実験も放棄してバイトに精を出すダメ院生と化した管理人、勿論きちんと論文は書き上げましたよ。
   (結局、研究室を「星矢」汚染しましたが。笑)

   海里君が地道に仙台で働いている間に、管理人は大学院を修了して結納を済ませ、東京へ。
   2003年、6月の「バカ2代」で海里君に久々に再会しました。…が、ここでも「ハーデス十二宮編」の大上映会。(笑)
   8月には管理人の地元・山口で挙げた結婚式にもはるばる来てくれました。
   …この次に彼女に会うのがギリシャに向う目前の成田だとは、まさか思い当たりもしませんでしたが。

   と、言う訳で二年半近くを掛けた今回のギリシャ旅行、いよいよカウントダウンです。








       <準備その@:コース選定>


   本格的にツアーの選定を始めたのが2004年5月。この時期になってようやく8月以降のツアー情報が発表されます。

   …が、いきなり壁にぶちあたりました。

   パンフレットを見れども見れども、「8月のギリシャ旅行」の設定が無いのです。
   唯単に「夏休みだからツアーの取り扱いが無いのか…。」と思っていたのですが、
   これにはギリシャならではの観光事情がありました。
   勿論、2004年8月が「アテネオリンピック」の期間であったのもあります。
   それ以上に重要なのは、「8月のギリシャはヨーロッパ中から観光客が押し寄せる超ハイシーズン」であることです。
   …つまり、欧米からの客が多すぎてホテルの予定がごった返し、日本の旅行会社がホテルを取るのは難しいと言う事です。



   一般的に、ギリシャの観光シーズンは三つに分ける事ができます。

   まず、今記述した7〜8月(場所によっては6〜9月上旬)が「ハイシーズン」にあたります。
   この時期はとかく観光客がうじゃうじゃしているため、ホテルの宿泊費が高騰します。
   この時期に行こうとすると、結構高くつく可能性が大です。
   しかし、飛行機やフェリーの便が増えるので交通の便は良くなります。

   次に、ローシーズン。これは11〜3月にあたります。この時期、ギリシャは雨が多く、寒いのでバカンス客はまったく居なくなります。
   (ギリシャの湿度の分布は日本と逆で、夏は低く快適、冬は高湿度で雨ばかりです)
   この時期はホテルも安くなるので、内陸部の遺跡探検をしたい人にはもってこいです。しかし、ギリシャは観光国。
   稼げる時期に稼いで冬はまるごとお休み、というホテルや店が多くなるのでしっかり手配しないとホテルが休業中と言うこともしばしば。
   特にエーゲ海の島は交通手段も含めて完全にクローズしていると考えて問題ないでしょう。

   …そして、残るはミドルシーズン。4〜6月と9〜10月がこれにあたります。
   この時期は、ハイシーズンよりホテルも取りやすく、飛行機なども便もまだきちんとあります。旅行代金もそこそこお手軽。
   しかも、ハイシーズンに近いほど泳ぐ事も可能です。


   結局、我々はこのミドルシーズンに縋りつくことにしました。
   丁度、9月下旬の連休にも引っかかるので海里君の休みも取り易くなりました。
   さあ、ここから本格的にコース選定です。
   二人してあちこちの旅行会社のパンフやサイトを調べまくりました。


   一般的に、旅行会社で提案されているギリシャ旅行は次のようなものが殆どです。

     @アテネ+エーゲ海クルーズの旅(船中泊が殆ど)
     Aアテネフリープラン
     Bアテネ+内陸部(メテオラやカランバカ、テッサロニキ方面、ないしはペロポネソス半島)
     Cアテネ+ローマ、ミラノなどの近隣国(船旅が多い)
     Dアテネ+エーゲ海の島滞在フリープランコース(一島〜二島滞在)


   まず、ここで我々の希望は以下の通り

     ・日本人だけでバスに乗せられて連れまわされるパックツアーは×(自由が無い、ある程度は自分たちで行動したい)
     ・出発日が9月15日確約(海里君の休みの都合上)
     ・ギリシャ以外の国は別に行かずとも良い
     ・スニオン岬は絶対条件(笑)


   以上の条件により、上のA、B、Dが残りました。
   この中から更に厳選して、幾つかの会社のコースが残りました。
   出発日が決められているものは運悪く15日設定が殆ど無く、しかも最小催行人数(10〜20人)が集まるかどうか
   非常に微妙でしたので、結局「2人以上で毎日出発」と言う設定のある会社のものが安心できます。
   全般的に言えることですが、H・〇・Sは結構手配のいい加減な部分が多いらしく、
   しかもギリシャに限って言えば特に旅行代金は安くありません。大御所J〇Bは高すぎです。(笑)
   近畿日本〇−リストと日〇旅行あたりが料金やサービス面では良さそうでした。


   さて、コース選定に戻ります。(笑)
   結局、7泊8日か8泊9日で行けそうだという事が判明したので、Aのアテネオンリーコースは外しました。
   どうせなら他のところも行きたいですよね。
   内陸コースとエーゲ海コースが残ったのですが、折角のミドルシーズンですし、
   ここは島に行くのはどうだろう!?と海里君に呼びかけてみたところ、非常に好感触。(笑)
   島滞在コースも設定は様々で、一島に4日滞在というものや二島に二日づつなど。
   行き先に設定されている島は、大方がサントリーニ島、クレタ島、ミコノス島、ロドス島でした。
   一つの島に居るのも二つ行っても殆ど料金に変わりはありません。ならここは二つで!(貧乏人根性丸出し)

   実は管理人、以前からサントリーニ島に一度行ってみたかったのです。
   よくカレンダーや風景写真で見かける「白い壁と青いドームの建物」、実はこの島の風景です。
   「世界で一番美しい夕焼け」が見られる場所としても知られており、ハイ&ミドルシーズンにはヨーロッパ中から人が押し寄せてきます。
   …と言う事でサントリーニは決まり。(笑)あともう一島は海里君におまかせすることにしました。
   海里君はクレタにするかミコノスにするかで少し悩んだ模様でしたが、結局、ミコノスだとサントリーニ同様にリゾート色が濃くなる、
   という理由でクレタに決まりました。

   日〇旅行で取り扱っている「個人旅行 FREE&EASY ヨーロッパ アテネ・サントリーニ・クレタ8日間の旅」だとコースもぴったり、
   料金もお手ごろ、殆どフリープラン(良い具合に空港⇔ホテルだけ送迎)、
   且つ延泊が可能なのでアテネで延泊して自力ですがスニオンにも行けます。
   更にアテネ到着時と二日目のアテネ半日観光、アテネ出発時には日本人スタッフも付きます。
   (つまり、それ以外は英語スタッフか英語ドライバーが空港とホテルを送迎なのですが。まあどうにかなるでしょう。笑)
   …よおっし、コレに決定!

   管理人のお膝元はど田舎のため、海里君に仙台の日〇旅行へ行ってもらいました。
   …と、ここで異常事態発生!


   「このコースは申し込みが締め切られております。」


   ……なぁにィ!どう言うこった!!
   詳しく訊けば、どうやら申込者が非常に少ないため、このコースは募集を一旦締め切ったとのこと。
   とりあえずまだ見込みはあると言うことで問い合わせをしてもらいました。
   そしてそれから11日後の7月21日、日〇旅行から「手配が終りました」との唐突な連絡が入りました。
   …コラ、「問い合わせ」じゃなかったんかい!(笑)
   管理人たちが他の会社に申し込みに行っていたらどうするつもりだったんでしょうか、日〇旅行。(汗)
   旅行代金お一人343900円也。(「アテネ・クレタ・サントリーニ+アテネ一泊延泊で8泊9日コース(ホテルプラン:スーペリア)」)
   とりあえず予約金5万円を入金。残りは8月末に支払う事に。


   管理人はこの間、うきうきとスーツケースの下見やJT〇トラベランドに買い物に行ったり、
   パスポートを再申請しに参ったりと非常に浮かれた日々を送っておりました。
   ところが8月に入り、異常事態再発生。


   オリンピックを間近に控え、N〇Kが「クローズアップ現〇」でアテネの治安についてピックアップ。
   テロ警戒などの独自の危険情報を番組内で発令しました。
   これを運悪く観ていた管理人の親が、管理人に「危ないからやめたほうが。」などと小言をたれ始めました。
   …念のため、外務省危険国情報のページにはギリシャの「ギ」の字も出ていません。
   こまめにチェックしてみましたが結局出発までに一度も危険情報は発令されませんでした。
   …だ―――っ!余計な事をするな、N〇K!!受信料払わねぇぞ!!(怒)
   どうにか親は説き伏せ、とにかく行くことに。
   …ええい、ここまで来て退いたとあっては「漢」の名が廃る!(違)行くったら行くもんね――だ!(笑)



   さて、今回の旅行ですが、プランが「航空会社指定無し」というシロモノでした。

   そう、ギリシャに旅行に行くにあたっては非常に重要なことなのですが、成田→アテネの直通便は存在しません。
   アジア乗り継ぎかヨーロッパ乗継が一般的ですが、アジア乗り継ぎは非常に時間が掛かるので
   (成田からアテネに着くまでに24時間、なんてこともザラだとか)、ヨーロッパ乗継をする会社が多い模様です。
   今回のプランでは、6万強出して「JAL」を指定するか、
   ヨーロッパ航空会社のどれかがもれなく当る(違)「航空会社指定無し」かのどちらかを選ぶ事が出来るようになっておりました。
   …勿論我々は「指定無し」で決まりです。(笑)
   ちなみにホテルもクラスだけ指定できるもののどこに当るかは全く不明。

   利用航空会社は次のうちのどれかになるようです……日本航空・全日空・エールフランス・アリタリア航空・
   ブリティッシュエアウェイズ・ヴァージンアトランティック航空・オーストリア航空・ルフトハンザドイツ航空・
   スイスエアラインズ・KLMオランダ航空・フィンランド航空・スカンジナビア航空。

   テロの都合上、「英国系はいやだよねぇ〜。」などと管理人と海里君はメールで希望的観測を専ら語らっておりました。

   9月に入り、もう旅行開始カウントダウン状態になったところでようやく日〇旅行から旅程表が送られて参りました。
   気になる航空会社……「B・A」の二文字!うぎゃ―、「ブリティシュ・エアウエィズ」だよ兄さん!(笑)テロにあったら怖いよ!
   調べてみたところ、数週間前にヒースローでテロ犯が未遂で捕まったばかりだとか。
   飛行機だけじゃなく空港も気が抜けません。(涙)
   しかも旅程表が送られて来たのを見計らったように、よりにもよってブレ〇首相の「我々は断固としてテロと戦う!」宣言。
   …お、お願いだからその発言はあと3週間待ってくれぃ!(笑)3週間経ったらいくらでも高らかに言っていいですから。(笑)


   更に日程表をよーく見てみたところ、………な!ロンドンで乗り継ぎの待ち時間が5時間半もある!!(驚愕)
   こうなったら霧のロンドンに繰り出してやる!と息巻いてみたのでした。











       <準備そのA:荷物>



   さて、何は無くともガイドブック。(笑)

   まずは此処から始めました。本屋に行くたびに品定めをしてみたのですが、結局どれも捨て難く4冊購入しました。
   「地〇の歩き方」「個人〇行・ギリシア」「ワールド〇イド・ギリシャ」「ト〇ベルストーリー・アテネ エーゲ海」…買いも買ったりですね。
   個人的には、「個人〇行」は別に買わなくても良かったかな、と思いました。
   「ト〇ベルストーリー」はお店情報が集中的に載っているので他の物とちょっと色合いが異なります。
   アテネの折込地図もついているので取り外して使う事ができます。
   各誌熟読した末、「地球」と「ト〇ベルストーリー」の二誌を持っていくことにしました。
   海里君が「ワールド〇イド」を持っていくと言っていたのもあるのですが。
   結局、一番役に立ったのは「地球」でした。お店や観光地のガイド情報以外にも乗り換えや地下鉄、
   バス情報などの基本情報はありがたいです。



   次に、鞄。
   海外旅行は高校の修学旅行以来の管理人、思い切ってでっかいスーツケースを買うことにしました。
   …しかし、これが重い重い!(笑)

   ヨーロッパ方面に行かれる方は要注意ですが、ヨーロッパの航空会社の預け荷物の重量制限は「20kg」までです
   (エコノミークラス)。
   ハワイなどは32kgなのでまだたっぷり買い物ができるのですが、兎角この「20kg」は非常に厳しいラインです。
   ちなみに超過した分は会社に拠って別に料金が取られます。(涙)
   10日用のスーツケース(容量100g前後)が大体6.5〜8kg。
   これに衣類や洗面用具などを入れるとあっと言う間に20kg近くに達します。

   管理人は結局6.6kgの軽めのスーツケースにしたのですが、荷物を詰めて(注:鞄の半分カラ状態)体重計に載せて見た所、
   ……すでに19.5kg!ぎゃっ!
   これでは何を買ってもオーバーするじゃないですか…。(汗)
   慌ててTシャツを二枚抜いてみる管理人。…焼け石に水とはこのことだ!(爆笑)

   対処法として、機内持込荷物は大きさ制限(荷物の三辺合計115cm以内)だけなので、
   重いものを機内に持ち込むという裏技もあるのですが、いきなり行きのロンドン便からこれは寂しくもあり、
   機内で使うものを除いて重量ギリギリの鞄を預ける事に決めました。

   更に、ギリシャの国内事情では小包の郵便料金が非常に高く(船便で30ユーロ弱、EMSで35ユーロ / 荷物2kgの例・1ユーロ135円)、
   且つ小包を受け付ける郵便局は少なく探すのに大変な負担となるのでお土産問題は非常にシビアです。
   従って、間違っても友人がギリシャに行くからと言って「オリーブオイルと瓶入り蜂蜜、チョコ1kg」などと言う
   戦後の買出し部隊のようなお土産リストを渡してはいけませんよ。(笑)
   もし希望するのであれば荷物の超過料金か送料を出す覚悟で。
   勿論、管理人の友人にこんな人はいませんが。

   旅程中は8回も飛行機に乗ったので、結局いつも荷物の重量との闘いになってしまいました。(爆笑)



   次に、旅行グッズ。これも外せません。
   最近は百円ショップでも旅行グッズを売っているので、わざわざ高いお金を出してJT〇トラベランドで全部そろえる必要はないでしょう。
   …流石に貴重品ベルト(腹巻型)だけはトラベランドで良い物を購入しましたが、
   はっきり言ってギリシャの治安は物凄く良いのでぎっちり揃えた分、なんだか肩透かしでした。(笑)
   特に島は日本より治安が良いと言っても過言ではありません。(笑)まあ、回りもみんな観光客ですし、
   島の方は人懐こい割に素朴な方が多いのでまず安心です。

   百円ショップで購入したものも山のようでしたが、特記するほど役に立ったものは「衣類圧縮袋」です。
   海で泳ぐ場合に備えて、タオルも少々持って行ったのでこれがあると非常に便利でした。…百円ですしね!(笑)
   ところが、これが一度トラブル発生。…管理人、爪で傷つけて一つ穴を開けてしまいました。(笑)
   が、海里君がガムテープを持っていたおかげで無事修復
   ありがとう、海里君!君に今週の敢闘賞を贈ろう!(「風雲!た〇し城」のマネ)

   後は、フェリ〇モで購入した「スカーフにもなるふろしき」。これは大変重宝いたしました。
   言うなれば唯のでかい布なんですが、ボタンが付いていて巨大な涎掛け状態にトランスフォーム(笑)します。
   機内で寝る時には毛布が肩からずり落ちることが多いのですが、これを首から通して肩に装着しておくと安心して眠る事ができます。

   それと、変圧器付きドライヤー(ミニ)。これは海里君の持ち物だったのですが非常に役に立ちました。
   …と言うのが、備え付けのドライヤーは風呂場。髪を洗った後乾かしている間は片割れは風呂に入れません。
   が、これがあれば、片割れが風呂に入っている間に髪をゆっくり乾かす事ができます。
   おっと、でもギリシャ用プラグを持っていくのを忘れないで下さいよ。(笑)

   逆に要らなかった物。…キング・オブ・不用品はやはり傘(折りたたみ)でした。途中で捨てようかと思う事数度。
   …絶対要らないだろうとは思っていたのですが、まさかここまで唯の不用品になりさがるとは…!(笑)。
   でも冬にギリシャに行かれる方は必要だと思われますので、お忘れなきよう!








       <準備そのB:ギリシャ基本情報+α>


   ここからはギリシャを旅する方の為にちょっとした情報を。

   ギリシャ共和国


   人口:1096万人(2001年)
      人口の3分の1である350万人がアテネに集中。次いでテッサロニキ80万、パトラ19万、イラクリオン15万。
     …いや、多くは語るまい。(笑)


   言語:公用語はギリシャ語ですが、基本的に英語は通じます。
   従って相当英語に自信の無い方は、誰か一人は英語が「ある程度聞く事ができる」人を付けましょう。
   話すのは自分の要求が伝えられれば十分です。向こうも英語が母国語ではないですし。
   逆にちょびっとでも疎通を図ることができれば、向こうのかっちょいいお兄ちゃんたちともたっぷりお話できてウハウハ間違い無しです。(違)


   通貨:言わずと知れたユーロ。だいたい1ユーロ135円と見積もって間違い無いでしょう。
   日本から両替して行くときには手数料が1ユーロあたり4円程度取られるので、ヘタをすると1ユーロ140円を越すことも。
   面倒でなければ向こうで両替するも吉。

   ついでに、今回寄ったロンドンの通貨は£(ポンド)。一応ちょびっとだけ持って行きましたが、
   手数料込みでだいたい1£=200円と見積もってください。

   ユーロは、紙幣が500、200、100、50、20、10、5の7種類。
   硬貨が2,1ユーロと50、20、10、5、2,1(ユーロ)セント(100セント=1ユーロ)ですが、
   はっきり言って使うなら紙幣は5,10,20ぐらいが一番便利です。
   50以上は崩すために使おうとすると嫌われることが多いので注意。
   硬貨は2,1ユーロと50セントが重宝します。特に1ユーロはチップに使うので現地では必ず2〜3枚常備しておくと便利です。
   が、日本国内で両替してゆく場合、まず窓口でコインが貰えることはありません。…ギブミー、コイン!(笑)


   時差:日本とアテネの時差→7時間。(但し、3月最終日曜〜10月最終土曜はサマータイムのため6時間)
   言わずもがも、アテネの方が遅れています。(笑)
   …おーい、今見たら「時差は8時間、サマータイム中は7時間」になってるよ、「トラベルストー〇―」さんよぉ!(笑)

   ついでに、今回寄ったロンドンと日本の時差は9時間。(サマータイムは8時間)
   つまり、イギリスとギリシャでは時差は2時間。(アテネの方が早い)

   今回はサマータイム真っ只中ですので、アテネと東京が6h差、ロンドンと東京が8h差で計算してくださいね。
   …え?めんどくさい!?(笑)
   そんな方には、是非時計を2,3個持って行く事をお勧めします。それぞれ「日本時計」「アテネ時計」などのようにお使いください。
   便利ですよ。



   地理:ギリシャは全体で5つに分けられます。(see, Fig.1)

   まずはアテネ。それからデルフィやメテオラなどの中部、テッサロニキなどの北部、オリンピアなどのあるペロポネソス半島。
   そしてエーゲ海。

   エーゲ海は更にアテネ付近のエギナ、ポロス島などを含むサロニコス諸島、ミコノスやサントリーニ島を含むキクラデス諸島、
   ロドス島などを含むドデカニサ諸島、レスボス島、サモス島などを含むスポラデス諸島、
   そしてクレタ島(これは単体扱い)などに分けられ、またコルフ島などのペロポネソスから西の島々をイオニア諸島と呼びます。
   今回、管理人一向が行った土地をピンクで示します。










   …本当にちょびっとですよね。(笑)
   手描きの地図がしょぼくて申し訳ありません。
   でも、これ、最初は半紙に写したのでしわが一杯入っていて更に笑える物体だったのです。
   これを見ると解ると思いますが、如何にサントリーニが小さいか。そしてクレタの大きいこと!クレタの下はもうアフリカ大陸です。
   ギリシャって本当に凄いところにありますね。

   …さあ、いよいよ出発です!