「聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編」
 & 「聖闘士星矢 天界編 序奏」









  1. 地球ぎ

  皆様ご存知、黄金聖闘士ファンにとっては垂涎モノの映像付きのハーデス十二宮編OPです。

 89年のTV終了後、13年強の月日を経て映像に蘇った彼らの、まさに復活の第一声に、感動なさった方も多いのではないでしょうか。

 ハーデス十二宮編の主題歌担当が松澤さんに決まったときは世間では賛否両論でしたが、実際に映像つきで曲を聴いてみてすっかり気に入られた方もいらっしゃると思います。
 管理人は彼女を知らなかったので「ハーデス十二宮編の主題歌は松澤さんに決定!」と聞いた時には「…誰だ、それは??とりあえず今回は女性なんだな。」くらいにしか思いませんでしたが、やはりOPを観て「結構イイかも…。」と感じました。

 いや、もう何が良いかって、とにかくOP冒頭の黄金聖闘士の流れ映像に尽きますよね。(笑)
 最初に青銅の小僧どもの上半身裸が出てきた時には「……は?」3割増ミロ気味な反応をしてしまいましたが、
 舞う花びらに続いて彼らがざ―――――っと出てくるに至り、「ぎゃ――――っ!」と深夜のマンションで叫んでしまいました。(笑)
 …後日、研究室で夜に放映会をした時も他のメンツが同じ反応を示したのが何よりも楽しかったです。
 複数人で見ると、このシーンは非常に面白いですね。それぞれの最愛キャラのところで無意識に名を叫んでしまったりするので微妙に時間差攻撃映像です。
 (この時は女5人体制でしたが、「ミロ!」「ムウちゃま〜!」「おシャカだ!」「我が師…v」「サガァァァァ!」とそれぞれ好きなキャラを叫び放題でした。DVDでコマ送りしてみたりですとか。笑)
 さりげなく星の子学園の子供たちに混じって手を振っている貴鬼に気付いて「ムウ様の所にはいなくてもいいのか、貴鬼!」とびっくりしたり、
 明らかに涙で顔が氷に張り付きそうな氷河に「痛ぇよ、くっつくぞ!…ってか13年ぶりに観てもまだ『マーマ』なんだな!」と半ば感心してツッコミを入れたりしませんでしたでしょうか。
 カードをコマ送りされた方、是非お友達になりましょう。(笑)


 さて、映像の話ばかりしてしまいましたが、曲です。(笑)
 伴奏・曲調ともに密度の高いものに仕上がっています。冒頭のピアノっぽい音がまた曲の格調を高めています。
 松澤さんの声は平均よりちょっと高いくらいの感じだと思いますが、この曲では少し低めに抑えられているのが良いですね。

 二番の冒頭(「あきらめる〜もう決めたんだ」)の部分の歌詞がとても良いです。歌詞を知らなければこの部分は歌うのがとても難しそうですが、
 ずっと聞いていると寧ろ一番よりもしっくり聞こえてきます。
 何よりも、落ち込みそうなときとか「もう駄目!」と思うときに励まされる歌詞です。
 女性ボーカルと言う事もあり、歌詞全般が登場キャラの一人称的イメージとはちょっと遠いものに感じますが、そこは最愛キャラのことを思い浮かべて自分の気持ちを託してみればとても自然に思えます。(笑)…こう言うOPもアリですよね。

 「世界がそんなにも簡単に…」のくだりは、普通の感覚で聴いているとスルーしてしまいそうなんですが、…が!世界が一日どころか半日で終ってしまうのが「星矢」の世界ですからな!恐ろしいことです。(爆笑)


 そうそう、まず最初にこの曲の存在を知った時、「『地球ぎ』の『ぎ』だけひらがなってどういうことなの!?」と管理人は思ったのですが皆様はいかがでしたでしょうか?(笑)最近の妙に一部だけひらがなの新聞記事を読んでいるようで奇妙に感じたものです。
 後、映像の部分について、一輝兄さんだけ顔が無いところとかに微妙にツッコんでしまいました。(これはEDで更にバージョンアップします。笑)


 個人的にもとにかくまあ、色々と思い出の多い曲です。
 着メロに入った時は周りのメンツにプレゼントしてまわったり、CDの発売日が管理人の修論の提出日だったり、カラオケに配信されたら即行シャウトしに行ったり(シャウトしたんですか、この曲を。笑)、最後の決め手は、自分の結婚式で研究室のメンツにカラオケされたことでしょうか。
 …式の数日前に「出し物でカラオケするって言ってたけど、何にするの?」と尋ねたときに「地球ぎv」と言われて一瞬凍ってしまいましたよ。(笑)ありがとう、友よ!!嬉しかったぞ、マジで!
 …皆様も如何でしょうか、結婚式に「地球ぎ」。(ちなみにキャンドルサービス入場曲に「You are my reason to be 〜愛は瞳の中に〜」を使ったのは管理人です。はっはっは)

 カラオケ・着メロ、共に入っていますよ。特に着メロは3〜4バージョンありますので聞き比べするのもオススメです。
 尚、カラオケにはカシオス涎映像は入っていませんのでご安心を。(爆笑)







  2. 君と同じ青空

  ハーデス十二宮編EDです。

 ひたすら横にスクロールしてゆく映像と調和した、とても静かな曲です。

 このED映像もまた色んな意味でセンセーショナルでしたね。(笑)
 14,5年ぶりに氷河にスイカをかまされた日には、TVの前で大爆笑でした。
 …ってか、スイカを枕にするのは身体に良くないぞ、氷河!(爆笑)流石はシベリア仕込み。無駄に器用な男です、キグナス氷河…。(笑)
 青銅の小僧どもはここでは背中しか出てきませんので、最初観た時に「あれ…?紫龍が二人いる…?」と驚きました。
 …よぉっく観たら、川辺で立っているのは沙織お嬢でした。(爆笑)…だって、あの髪の靡き方と私服の裾の長さ、てっきり紫龍かと思ってしまったんですもの…。(涙)
 そして観終わった後に、「………兄さん、いた??」
 …一番最初に画面の左端に出てきた尻だけの男が兄さんでした。
 …消去法的にしか断定できないケツだけ星人、それが一輝兄さん……。(酷)
 まあ、今回のストーリーの部分では殆ど活躍無しでしたから、しょうがないと言えばしょうがないのかもしれませんが…。

 さて、曲です。
 とても詩情に溢れる静かな曲です。
 晩秋〜初冬の一日、舞い落ちる枯葉の中、愛する人と過ごす静かな一時。
 なんでもない一日の中にゆっくりとした時間の流れを感じる、叙情的な歌詞です。
 中学生や高校生当時くらいの初々しい気持ちが記憶に蘇り、気が付くと溜息などついてしまいそうです。(笑)
 アマホノな路線の歌ですね。いや、本当に微笑ましいと言えば微笑ましいです。(汗)
 この手の幸福感と言うのは、得てしてその中にいる時は気が付かないで、失って初めて気が付いたりするものです。そう思うとちょっと切ない歌です。

 二番の後に入っているサビのような部分が、実はとても好きです。「Stay Away〜キャンドルの心」に匹敵する想いの脆さを感じます。
 …この歌詞だったら、EDにも黄金のお兄さん達が出てくるとちょっと嬉しかったのですが、あんまり我侭言っちゃいけませんね。(笑)

 カラオケ・着メロ、共に入っています。カラオケは機種によりますのでご注意を。







  1.Never−聖闘士星矢のテーマ―

  今春公開されました「聖闘士星矢 天界編 序奏」の主題歌です。

 …すいません、先ほど「序奏」と打とうとしたら「除草」と変換されてしまい、何故か思いっきり打ちのめされてしまいました。(笑)
 …「天界編 除草」…。イヤだ、イヤすぎる…!
 …いや、そんなことはどうでも良くて。(笑)

 スッゲー!!(ジローラ〇氏風でお願いします)、すごくカッコ良くないですか、この曲!!

 管理人は劇場でこの曲を初めて聴いたのですが、ごっつ感動してしまいました。
 MAKE-UP!MAKE-UPだよ兄さん!!しかもタイトルコールだ!!わおおおぉぉぉ!(感涙)

 最初に聴いた時は、字幕に注意が行っていたのもあり、タイトルコールが入っていることに気がつきませんでした。
 言われてみて、はっとしました。…スゴイ、タイトルコールなのに、激しいテンポなのに、ちっとも浮いていない……!寧ろ自然に溶け込んでいる。…流石です。
 冒頭のソウルフルに聴かせてくれる静かな一節から一転、これぞMAKE-UP流ロックだ!と言う激しい前奏に変わる流れもすごく良いです。
 そして、見事なまでにあっけなく終る幕切れ。突然訪れた静寂は、更なる再生を聴く側に予感させます。…構成美とはまさにこの曲のこと。
 何度も何度も聴きたくなってしまいます。本当に素晴らしい!!

 全体的な曲の調子はハードで、しかもタイトルコールが入っているにも拘らず、こんなに洗練された爽やかさを感じるのは驚きです。
 曲の持つ熱さは「ペガサス幻想」で、しかし歌詞や構成の放つ開放感は「永遠ブルー」の様です。
 丁度、「ペガサス幻想」から重々しさや泥臭さを取り去り、そこに「永遠ブルー」の軽快な色合いを移植した、いわば二曲の良いとこ取りな曲に仕上がっています。
 二番の「誓いの聖衣纏い」という部分などはまさに「永遠ブルー」の世界。聴いていて、思わず涙が出そうになりました。
 管理人はあっという間にこの曲に魅入られてしまいました。是非サントラCDで全曲通してお聴きになることをオススメします。

 名曲だな―、と心底思っていたら、早くも着メロに入っています。管理人は電話着信に設定中!(笑)