「聖闘士星矢1997 ―少年記―」









 1. 少年記T 〜BURNING BLOOD〜

 なんだか聴いていて微妙な気分になる(笑)ミニドラマ入りアルバムからの曲です。

 しかし、この時期にアルバムが出ていた、というのもこの作品の息の長さというよりファンの息の長さを感じます。(^^)

 この曲、全体的に歌詞が熱く突っ走っているなぁと思ったら、作詞が車田先生じゃないですか!(爆)そりゃ熱いハズですよ。(笑)

 冒頭の歌詞は、修行地へ旅立つ前のみんなのようですね。ちょっと爽やかな思い出感が滲み出ています。
 …が!「君とケンカした 帰り道」って、君たち、どこからどこへの帰り道なのさ!
彼らは確か城戸家に閉じ込められていたハズ…。(しかも、塀には高圧電流付きの鉄条網が!)
 …と、思ったら、多分アレですね。城戸邸はきっととんでもなく広いでしょうから、邸内移動のことなんでしょうね。トレーニングルームからお部屋までの。流石は車田先生、こんな小さな歌詞ですでにご自分の世界を表現なさっておいでです。(^^;)

 「ただ一度の今日」で思い出したのですが、確かこの作品では、そのたった一日のうちにそれこそ夢オチの如くながーいながーい出来事が繰り広げられていますよね。おお、確かに「ただ一度の今日」ですな!こんな日が何度もあってもらっちゃ困りますよ。

 カラオケに配信予定らしいですので、入ったら是非歌いたいです。サビが好きなんですよ、この曲。(^^)







 2. Born To Be A Soldier 〜ドラマイメージソング〜

 影山氏の囁きに思わず聴いているこっちが驚いてしまう曲です。(^^;)

 …いえ、あの囁きを聴いたとき、「おお、星矢ソングもここまで今風(笑)になったか!」と正直驚いたものです。貴方の言う「耳元で悪を囁く」ってのは、こんなカンジですか、カノンよ!(笑)
 しかし、「愛する友」に向かってこれらの言葉を囁いている、と考えるとちょっと背中が寒くなってきたりします。(^^;)ひー。

 「敵の中一人 残されてないか」と歌詞にありますが、彼ら青銅の戦闘は大概良くて一対一、通常(笑)でこちら多勢に相手が一人ですので、「そんなことはありえねぇだろ、お前ら!!」とツッコミを入れたりして。…いいなあ、「正義の味方」って。(汗)

 ましてや、「助けさえ呼ばず して」いるのが一輝兄さんだったら、こっちが泣きたくなりますね。(笑)

 なんだか、酷いことばっかり言っているようですが、二番の「俺の命で良かったならば〜」の囁き部分は、最初に耳にした時、他の歌詞の文脈を無視してちょっと萌えました。(^^;)…また、脳みそが黄金状態になっていた模様です。(汗)

 しかし、一番の囁きの部分の文章、よくよく考えると「幸せなヤツはお呼びじゃねぇよ!」と言っているようで思わず笑ってしまうのでした。







 3. 少年記U 〜I Leave My Heart〜

 おお、再び車田先生の作詞ですな。
 …今度はめったやたらに熱くないですが、ちょいとオトコのハードボイルド気味ですね。(…やっぱり「オトコの世界」なのですねー、車田先生…。^^;)

 うーん、この曲は、文脈を考慮すると美穂ちゃんへの歌なのでしょうか?(いや、春麗でもいいですが、五老峰に「教会」ってのもどうかと。)
 「コンプリートソング・コレクション」のこの曲の歌詞の部分では、この歳にしてすっかり完成型の我らが兄さんと、弟そっくりさん少女のカットが載せられていますので、なんとなくこの二人の歌にしてしまっても差し支えないような気がしてきました。

 歌詞はこっちに置いておいて、テンポがスローで且つ、叙情的な雰囲気の結構良いメロディーに仕上がっていると思います。

 カラオケにも入っているのですが、最初、歌本で曲名と出だしの歌詞を見ただけでは「ハテ、どの曲だったっけ…?」と思い出せず、結局歌わず終いになってしまったという可愛そうな曲でもあります。(^^;)インパクトが弱いという訳では無いと思うのですが、他のカラオケ星矢曲が「ペガサス幻想」や「聖闘士神話」、更にはあの「氷原の貴公子」では勝ち目は薄いようです。(笑)







 4. SHINING STAR

 言わずと知れた、「女神の子守歌」の英語バージョンです。やはり歌っていらっしゃるのは堀江さんです。(^^)

 歌詞はだいたい元の歌に近い感じになっていますね。そのせいだか分かりませんが、微妙に歌いにくい部分もありますが、サビの「sparkling in the sky」の部分はメロディーにぴったりしていて、私は気に入っています。

 しかし、やはりここでも女神は「抱きしめて、涙を拭いて」くれるだけで他はなんにもしてくれそうにありませんね。あー、ちょっとでいいですから、ご自分でも闘われてくださいよ、女神。というか、少なくとも御自分自身の向こう見ずな行動で聖闘士達を窮地に追い込むのだけは勘弁してくださいよ。(^^;)抱きしめてくれなくても良いですから。(笑)

 原曲「女神の子守歌」はカラオケに入っていますので、歌詞カード持参で歌ってみるのも良いかもしれませんね。

 そういえば、このアルバムに収録されているミニドラマ、なかなか楽しいですよ。一応、聖戦後の青銅5人達という設定で話が作られていますが、氷河の「ダスビタニア」の台詞部分で、ステレオの前で盛大に噴出してしまったのは、私だけではないはずです。








 5. SOLDIER DREAM

 後期OP、「聖闘士神話」の英語版です。お歌は勿論、影山氏です。(^^)

 …うおー、コレ、かっちょいいですねー。歌詞が原曲に近いのは「SHINING STAR」同様ですけど、曲にぴったりフィットしてますよ、英詩が。(但し、終わりのほうを除く^^;…アレはちょっと歌いにくいです。速くて…。)

 出てくる単語も、元の「聖闘士神話」と同じ物だったりして、かなり親しみやすいのではないでしょうか?「with burning COSMO?」や 「His power breaks through limitations」の部分は、星矢世界の熱さや主人公の突っ走った性格がそのまま反映されている感じで懐かしくもあり、新鮮でもあります。思わずマイクの前で唸ってしまいますね。(?)

 また、「Shine of constellation」と「Follow that Pegasus in zodiac」の詩は、星座をテーマとして大ヒットしたこの作品の人気の核心部分に迫っているようでもあります。星座というテーマは良いですね、浪漫があります。…登場するヤツらは全員熱すぎるんですけどね。(爆)

 しかし、この曲の最重要ポイントはここでしょう。最後の部分、「You are the last hope to protect Goddess Athena」。来た―――――――っ!ここまで来て最後の大物(笑)、V・I・P「Goddess Athena」のご登場です!…やはり、このお方の存在無しにはこの作品はあり得ないですね。私のような者でも宜しければ、いくらでもにならせて頂きますよ、お嬢さん。(笑)

 原曲がカラオケに入っているのは皆様ご存知でしょうから、是非今度はこの英詩で歌ってみてはいかがでしょうか?私は一番だけはソラで歌えるようになってしまいました。(爆)