さて、その後の珍道中です。
 オタク乗車率200%状態の熱い電車は、そのまま渋谷方面(渋谷→新宿→池袋)へと向って行きます。
 前も後ろも、乗客は全員コミケ帰り。一様にでっかい袋や鞄を抱えています。
 …中には買った本を読む猛者も。流石の管理人もそこまでは真似できません。(笑)



 そのまま走り続ける車内で、ふと管理人は思いました。
 …この乗客、一体どこで降りるんだろう?



 ほ:「霜月さん、この人たち、どこで降りるんでしょうね?」
 霜:「う――ん、乗り換えの多い新宿あたりはどうでしょう?」
 ほ:「渋谷で降りるってのはありえませんよね。」
 霜:「…無いでしょう(笑)。…案外、池袋かもしれないですよ――。」
 ほ:「うっ…やはり…?みんなア〇メイトに行くのかなぁ…。」



 心中で、『え―い、みんなその本を持ったまま新宿から中央線に乗って中野(まん〇らけ本店など)に行ってしまえ――っ!』などと勝手な事を考える管理人、本人が一番汚れてます。
 案の定、渋谷では降りる人は殆ど無く、乗ってくる人もいませんでした。
 乗ってきた方、車内に漂う独特の空気に怯まれたのではないでしょうか?(笑)



 管理人の愚考が当たっていたのか、新宿でかなりの人数が降りて行きました。やったぜ!(何が?)
 その後、池袋に到着すると、残りの人間が全部降りたようでした(笑)。管理人と霜月様も同様です。







 アニ〇イトのある東口から出ても良かったのですが、一旦体勢を取り直すためと、いいかげん空腹状態が続いていたため、二人は西口のマッ〇に向ったのでした。
 マッ〇で各々適当なセットを注文し、いざ席へ。
 管理人のほうが先に注文いたしておりましたので、品物を受け取ったとき、まだ霜月様はオーダー中でした。ここで管理人、一言
 ほ:「じゃあ、先に冥界(地下フロア)に行ってます!」
 …いえ、言ってませんよ。思っただけで。(爆笑)



 さて、やけに明るい冥界の席(禁煙)についたところで、管理人は早速あるブツを鞄から取り出しました。
 …そう、「冥王ハーデス十二宮編 ムック」を!
 …すみません、周りの皆様。(汗)
 管理人と霜月様の二人は、「ミューが可愛い!」「じじい(大羊)かっこいいです!」などと萌えながらまるで中学生のように小騒ぎいたしておりました。いや、書き下ろしがかっこいいんですよ、ホントに。(笑)







 ひとしきり(?)萌えた後、マッ〇を出て東口方面へと向いました。
 ・・・と、言ってもアニ〇イトに直行したわけではありません。我々が向ったのは デザート専門喫茶店「Milky W〇y」…そう「13星座のパフェ」の店です。
 聖闘士馬鹿の時もここに寄っていますが、今回もやって参りました。
 この調子で通い詰めれば、12宮突破…いえ13宮突破も時間の問題でしょう。(笑)
 前回、管理人は獅子座のパフェ、霜月様は牡牛座のパフェでしたが、今回はまた違う物を、ということで管理人は魚座のパフェ、霜月様は蟹座のパフェをオーダーいたしました。…なんだか微妙にカップリングになっていますな、二人。(笑)



 待つこと5分くらいでしょうか、二人のパフェがテーブルに運ばれて参りました。
 魚座のパフェは、基本はフルーツ系で、上にパンナコッタがで―んと乗っています。あまり胃を冷やしたくなかったため、アイスを避けた管理人の苦肉の策(?)でした。
 霜月様の蟹座のパフェは、生フルーツてんこ盛のヘルシーなパフェでした。フランボワーズが沢山散りばめられていて、見るからにおいしそうです。



 「いただきまーすv」と満面の笑みで二人、食べ始めました。



 管理人の魚座パフェは、前回の半端に和風な獅子座パフェよりはおいしかったです。パンナコッタも大きすぎず、フルーツとの調和が良かったです。(なんだか味〇様のような表現になってきましたな。笑)
 二人で小宇宙小爆発レベルで話しながらゆっくりとパフェを食べていたのですが、しばらくするとあることに気がつきました

 ほ:「…霜月さん、なんかいやに食べるの遅くないですか?」

 管理人が殆ど食べ終えているというのに、霜月様のパフェはまだ半分も減っていないのです。グラスのサイズも同じです。つまり容量もほぼ同じなはず。…しかし、この差は一体…?
 ここで霜月様、おずおずと一言

 霜:「うっ…、実はこの大量のフランボワーズ、凍ってるんです。

 えっ?マジで?
 管理人が良く見てみると、確かにフランボワーズは見事なまでに凍っています。
 念のために一口食べてみましたが、やはり凍っていました。…しかも味が無い…。(笑)
 …今日のような寒い日には、ちょっとコレは胃にこたえるかも…。(涙)



 霜:「暑い日だったらおいしいと思うんですけど、ちょっとこれは…冷たいですよ。しかも上のほうに凍ったのが固まってますし。…言うなれば…ほら、コキュートスパフェ。



 コキュートスパフェぇぇ―――っ!(爆笑)



 霜月様のあまりのセンスの素晴らしさに、管理人その場で噴出しました。
 …皆様、ミルキー〇ェイの蟹座のパフェはコキュートスです!要注意。(笑)







 その後、二人はサンシャイン方面へと繰り出しました。いざ行かん、アニ〇イト本店!(笑)



 流石は夏コミの日、店内はお盆とは思えないほどの人間がぎっちり詰まっておりました。みんな、祖先の霊を敬えよ!(笑)
 天候が良くないため、中に入れられたガシャポンによって狭い店内は更に狭くなっておりました。



 管理人と霜月様は、とりあえず7Fまで上がり、ゆっくり降りることにいたしました。
 7FのDVDコーナーでハーデス編のソフトを見ようとしたところ、前で男性二人連れが既に商品を手にとっています。うおお――、本当に男性にも人気があるのですね、星矢!
 その後、順調にフロアを降りて行き、2Fの少年マンガコーナーに到着いたしました。
 ここで霜月様、先ほどマッ〇で大開きしておりましたハーデス編のムックをご購入です。…3日前に管理人が参りましたときにはまだ棚に沢山あった在庫(初回特典付き)も、どうやら最後の一冊になっていたようです。良かったですね、霜月様!



 そして1F、店に入ってきたときからヤル気満々でいたピンズのガシャポンを霜月様が引きました。霜月様曰く、「おじいちゃん(天秤)がでるまでやりたい!」とのこと。…霜月さま、なかなかのこだわりですが、「サガが出るまで引きまくる!」と言って過去に38回も引いた管理人の方が間違いなくアホンダラです。(笑)
 さて、霜月様の一回目、出てきたのはアルデバランでした。…うおー、ここで牛かよ!と管理人はちょっと泣きたくなってきましたが、実は霜月様はアルデバラン好き。結構嬉しそうなお顔をしていらっしゃいました。

 2回目、デスマスク。そして3回目…、紫龍…。んんん!?コレって

 ほ:「霜月さん、コレ、レア紫龍ですよ!」

 黒い小袋から出てきたのは、金色の紫龍でございました。霜月様、チャレンジ3回目にしていきなりレアゲットです!…しかし、じじい(天秤)が出る気配は一向にありません。
 見ているうちに、「じじいが出たら霜月様に!」と管理人も引きたくなり、「前にあんだけ引いたやろ!」と己にツッコミを入れながら一回引いてみました。…結果はアイオリア。「これは畑様用に(笑)!」と二人で納得していたら、二人がガシャポンの前をちょっと離れた瞬間に我々よりちょっと年上(?)と思しき女性がピンズガシャポンの前まで来て引いているではありませんか!!うわ――、やっぱり世の中狭い!

 ほ:「同志がいましたね…。」
 霜:「…ええ。」

 二人が小声でひそひそと会話していると、なんと彼女がこちらに近づいて来ました!

 女性:「…あの…、レア星矢要りませんか?」
 二人:「えっ!?」

 女性の手には、確かに金色の星矢が!
 レアを我々に譲ろう、という彼女の申し出にも驚きましたが、それ以上に我々の存在が彼女にバレていたのが驚きでした。←バレバレです。

 霜:「…でも、頂くというのも申し訳ないですし、何かとトレードというのは如何でしょう?」
 女性:「…じゃあ、シャカありますか?私、シャカだけ持っていなくて…。」

 しまったぁぁぁ――――っ!家にはシャカが5個もあるのに!!家で戦隊組んでてもここに無いんじゃ意味ないよ!(笑)
 管理人、シオンに吹っ飛ばされかねない具合にうろたえていると、

 女性:「あ…、サガでもいいですよ。私、レアサガなら2つ持っているのに、ノーマルが…。」

 なぁにぃ――――っ!レアサガが2つとは!!一体この方、何回引かれたのでしょう。(笑)…そしてそれでもシャカが出ないとは…。

 ほ:「じゃ、じゃあ、私引いて見ますね。シャカ出るかもしれないですし。」

 管理人、慌てて引いて黒袋を取り出しました。…おお、何かシャカっぽい大きな感触が!(シャカのピンズは頭でっかちなのでちょっと大きめです)
 開けて見ると…アルデバラン!!
 またかよ、アルデバラン!

 その後、霜月様と管理人は交代に引いてみましたが、なぜかシャカは出ません。

 ほ:「おシャカ様、お呼びでないのかしら…。」
 霜:「あ、デスマスク!」
 ほ:「レアデスマスクとかあったら面白いのに。…善デスとか。って、どんなデスやね――ん!」

 二人の応酬(というより、管理人の一人ボケ)に、女性は微妙に笑っていらっしゃいました。すみません、女性の方!(笑)
 結局、シャカは出ず、女性は「どうもすみません。」と一言残して去って行かれました。管理人、颯爽と去ってゆくその背中に「漢」を感じておりました。…シャカが出るといいですね!もしかしてここを見ていらっしゃったら、是非お友達になってください。お待ちしております。(笑)







 怒涛のアニ〇イト(笑)を後にし、二人はお向かいのサンシャインシティの奥にあるワールドインポートマートへと向いました。お目当てはイギリス製品を置いているコーナー。ワイバーンやグリフォンの入った紋章グッズを探しに行く予定でした。…二人とも、既に一般の客からすると相当腐れ外道です。(爆笑)
 が、ワールドインポートマートへと続く階段の前まで来たところ、シャッターが降りているではありませんか!何でだ!だぜ!(違)
 よーく見ると、看板に書いてある営業時間が平日18:00まで。…現在時刻、18:08…。ぬおおおぉ―――っ!なんだその半端な営業時間は!あんたたち公務員かよ!お盆ぐらい延長営業してよぅ、インポートマート!
 と、嘆いたところでシャッターが上がるわけでもありません。しょうがなく二人はサンシャインを後にしたのでした。(涙)



   うーむ、さっき食べたパフェがまだどっか胃の隅っこのほうに残っている感触がありましたので、食事というよりはお茶でもしますか、と二人は池袋駅西口方面に向いました。



 管理人の密かな憩いのスポット、ティールーム「レピ〇エ」に到着。暮れて行く街並みをちょっと見下ろしながら、ウエイトレスのおねいさんの持ってきてくれたメニューに目を通しました。
 こちらのお店は、数百種類ものお茶を扱っています。紅茶だけでなく、中国茶やハーブティーまで。お店で飲む事のできるお茶だけでも、軽く100種類は越えています。お茶好きの方、是非是非ご利用くださいませv(回し者発言)




 さて、管理人と霜月様は、メニュー表とにらめっこをしておりました。紅茶と一口に言っても、クラシックブレンド、現代のブレンド、ファーストフラッシュなど様々な種類の分類があるからです。
 …しかし、我々もここまで来て、ネタに走らずにはいられません。(笑)…やってやって、やりまくってやる――!(By主人公)
 結局、注文したものは…管理人が「St.バレンタイン」、霜月様が「ネパール・ファーストフラッシュ」。…とことん冥界にこだわる二人ですが、他にも「パンドール」や「オルフェ」などの紅茶もございました。…何故かネタ物は皆冥界。(笑)まるで我々のことを見透かしているようです。




 二人でしばしまったりとしておりますと、やって参りました、紅茶。セットで注文したスコーンも一緒です。(よく食うな、ホントに。)
 管理人の「St.バレンタイン」はバニラの香りのするフレーバーティーです。一緒に付いているミルクを入れると、とてもおいしそうです。
 まず、何も入れずに一口。うーん、渋みも少なく、香りが素晴らしいです。そして紅茶の苦味が消える程度にミルクを入れて頂きました。…おいしーいv
 霜月様の「ネパール・ファーストフラッシュ」はネパール産の初摘み茶です。
 水の色が淡く、口に含むとしっかりとした苦味があり、それが一層爽やかさを引き立てています。(本当に味〇様っぽいですな。汗)なんとなくアイアコスっぽいお茶でした。(笑)
 セットになっているスコーンは、サワークリームとティージャムが添えてありました。う―ま―い―ぞ―!←?



 外の雨音も英国風に響くまったりとしたひと時を過し(笑)、名残を惜しみつつ二人は駅のホームへと向かいました。
 山手線に乗り、管理人は西日暮里で乗り換えのため、下車いたしました。
 ありがとう、そしてさようなら、霜月様!また10月には会えますね!(爆笑)



 こうして管理人のネタまみれな一日が終ったのでした。







 教訓:夏コミは、外が寒くとも中は熱い!極力薄着を心がけましょう!







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